ビデオニュース・ドットコム インターネット放送局 2004年4月14日 イラク日本人人質家族記者会見(2004年4月14日・外国特派員協会) http://www.videonews.com/asx/fccj/041404_hostagefamily.asx テキスト起こし。 出席者(左から) 今井洋介(兄)・直子(母)・隆志(父)・井上綾子(高遠妹)・郡山きみ子(母)・三浦道か?(誰?)・司会の外人男性 司会:………Ayako Inoue is sister. 綾子:まず、この度私たちの…あ、ごめんなさい(マイクに向かいなおす)。お忙しい中お集まり頂きましてありがとうございます。  (英訳) この度、私たち、家族のせいで、世界中の方々に、大変な、ご迷惑とご心配を、おかけしていることを深く謝罪いたします。  (英訳) にもかかわらず、世界中の方が、命を救うため協力してくださっていることに、本当に心より感謝いたします。ありがとうございます。(英訳) 司会:Thank you. Next we'll have Yosuke Imai. 洋介:えーまずはじめに私たち家族がこういった世界中に、ま皆さんにご心配をかけたことを本当に深く申し訳ないと思っております。重ねて申し上げたいと思います。しかしながらあ…  (英訳) それと同時に本当に皆さんに、こう、私たち家族は助けられています。そういった思いを本当に感謝という言葉でありがとうございますといいたいです。今こういう状況の家族でございますが、皆さんの力で助けていただきたい、そういった思いですのでどうか、お願いいたします。(英訳) 司会: Thank you, Mr.Imai. Now you have a Kimiko Kohriyama speek. 郡山きみ子:私の場合も同じで、全世界の方に非常にご迷惑とご心配をおかけしたことを、深くお詫び致します。  (英訳) うちの子供の場合は、自己責任て言われたらその通りだと思います。でも、それでも命がある限り救って頂く、ということで、世界の方に励ましの言葉、ご協力をいただいて、凄く感謝しております。ありがとうございました。(英訳) 司会:…question… 通訳:代表じゃない方も発言していいということで…他の方、質問していっていい… 質問(日):ドイツファイナンシャルニュースを代表してご質問させて頂きます。今井さんに対しての質問です。   非常に厳しい質問になるかも知れませんけれども、私はこの件に関しまして多くの心配している両親に聞きましたが、   皆様お父様お母様方今回の状況に非常に同情を寄せている一方で、どうして18歳ぐらいの子供を世界で最も危険な場所に送ってしまったのか、送るのを許してしまったのか信じられない、すごく危険な目に遭うかも知れないのに、しかも海外旅行の経験もどれくらいあるかもわからないというような発言が多く聞かれましたが、それに対してどのようなご意見ですか? -今井家族会議- 直子:ゆっくり考えて 隆志:いいですか?私、足りなかったら家内が言ってくれます。(英訳)私の息子は17歳の時にベトナムのほうに行きました。  (英訳) そのときにいろんなこと見てきて平和って大切だなって思いました。  (英訳) どんな世界中にいろんなこと起きてますけれども、とにかく平和ってことを非常に考えて勉強しておりました。  (英訳) 絵本で、劣化ウラン弾で苦しむ子供達の写真を見ました。あ、写真集で見ました。 (通訳:え?すいませんもいっかい、どこで?日本で?/隆志:日本です。通訳:ナニで苦しむ?隆志+誰か:劣化ウラン弾!(ハモる))  (英訳) その写真集を見てとってもびっくりしました。  (英訳) あくし病(?)、白血病、そういう苦しむ子供達を見まして、世界に平和を発信したいと思いました。  (英訳) 絵本を作って世界に発信したいと思いました。  (英訳) イラクで、劣化ウラン弾のことはご存じだと思いますが、そのことを絵本に表して世界に平和を訴えたいと思っていました。  (英訳) 絵本を作っていたんですけれども、イラクの子供たちの様子、風邪、食べ物、すべてについてもっともっと知りたいと思って、それから絵本を書こうと思いました。  (英訳) 世界中から戦争を無くし平和を願っての行動だと思っています。  (英訳) 年は18歳ですけれども、考えていることは、私、親ばかですけれども、18歳だと思っていません。  (英訳) 自分に責任を持って行動していましたし、多くの友人もいますし、大人と、弁護士さんとかいろんな考え方ありますけれども、いろんな方々と広く接して、大人の中の世界にいますので、私は大人だと、大人の責任でやってると思いました。  (英訳) ただ、初めての経験でとても危険だということをインターネットで調べていましたが、複雑な気持ちです。責任と言うことを言われたらとても、なんと答えていいか、ちょっと、正直わかりません。  (英訳) ただ、息子を誇りに思っています。(英訳) 洋介:あのよろしいですか?そのことに関して兄の私からも申し上げたいと思います。  (英訳) まずはじめに、18歳、確かに高校卒業したばかりで、と思われる方、確かに、僕もその話を聞いたときそっち側の思いでした。びっくりしましたし、正直お前にはまだ他のやることがあるんじゃないか、本当にそう思いました、だけど弟は決してそんな生半可な気持ちで言ったのではありませんし、危険だということも、そして最後の日までとても不安でいました。それはそちらのほうに向かってからもそうだったとおもいます。  (英訳) 弟は、何故劣化ウラン弾で苦しむ子供たち、何故イラクまで行ってそれを伝えたかったのか、そして絵本にしたかったのか。日本てなんでしょう?僕は偉そうなことは言えませんが、弟が言っていた思いですけど、やはりこの世界の子供の方々、そして親の方々、共通した思いを訴えれると思う、多くを共有できる時間だと思います。弟はそう思っていたと思います。日本はどうしてそうした時間を共有できるものの一つだと思っています。そうした中で、絵本でこういったことを訴えると言うことは、戦争に対して、平和に対して、世界に伝えることができる方法の一つなんじゃないかと思って弟は行きました。決して生半可な気持ちではなく、自分の思いを持って行ったので、最後までうちの家はその弟が行く日の夜まで、行くか行かないか、本当にいいのか考えていました。  (英訳-直子泣く-) そして、最後なんですけど、私自身も弟に対してとても誇りに思っています。  (英訳) そうした弟の思いを家族は認めました。以上です。(英訳) 司会:All right. Next Question? 質問(英) 質問(通訳):今の今井さんのご家族のご発言に大変感銘を受け、支持したいという気持ちでいっぱいです。ところで、どなたでも構いませんが、政府の対応に対して満足されていますか?それとも違った対応をすべきだったとお考えですか? 司会(英)… 質問:ビデオニュースのジンボウ(?)といいます。ちょっと似た質問ではあるんですが、小泉総理とのミーティング、待望を希望されているのがまだ実現していないと伺っていますが、小泉総理に訴えたいことは何なんでしょうか?(自分で英訳) 隆志:感謝と謝罪です。 (英訳) -今井家族会議- あ、すいません、謝罪と感謝です。反対です。ごめんなさい。(英訳) それ以上はノーコメントです。 質問(英) 質問(日):皆様と日本政府の間で何か直接の連絡・遣り取りというものががありましたでしょうか、そしてまた日本政府の誰かから日本政府に対する批判を少しトーンダウンして欲しいというような依頼はありましたでしょうか? 質問(英) 質問(日):フランスのジャーナリストなんですけれども、フランスのジャーナリストの一人もやはり捕虜として捕まっています。お聞きしたいんですけれども、皆様のご家族がイラクに行かれる一番強い動機は何だったんでしょうか?戦争でしょうか平和でしょうか。 -今井家族会議-(平和…へいわ…もちろんヘイワ…) 今井家は無視して郡山きみ子:もちろん平和のために行きました。よろしいでしょうかね、うちの子供のこと伝えて?うちの子供は、子供の写真が多いんですけれど、ああゆうところで、子供の笑顔が、なんですかね、カメラを向けるとにっこり笑ってくれてすごい笑顔が可愛かったっていうことを、目を輝かせて、前一度イラクに行ったことがあるんですね、で帰ってきてからも凄くそのことを言ってて、その笑顔を消したらいけないっていう感じで、それを世界の皆様で伝えるっていうか気持ち、現場に行かなければ、その気持ちは世界の方々に届かないだろうということで、行きました。(英訳) 司会:なにか? 綾子:今、イラクでは沢山の命が奪われて、ごめんなさい、沢山の命が失われています。命は、大切だと、私たちも、今拘束されている三人も、そう思っています。三人は、愛を持って、民間レベルで、イラクのために、活動を、していた、ものです。(涙ぐむ綾子。英訳) きみ子:今の補足なんですけど、うちの子の写真は悲惨な絵、写真とかじゃなくって、明るく子供が笑っている写真とか、人々の生活的でなんか明るいっていう感じのを出してましたの。それを付け加えておきます。(英訳) 質問:最初に日本語で申し上げます。まず勇気あるお子さん、お兄さんお姉さんを持たれたご家族の方にご同情申し上げます。それを申し上げた上での質問ですが、ご家族のこの事件に対するmedia coverageは、今までのNGO、NPOに比べますと非常に戦略があると思います。どなたかメディアコンサルタントが付いているんですか?それともご家族が自主的にされ、メディアがカヴァーしてるんですか?(自分で英訳) 司会:井上さん? 綾子:ちょっと今の質問の確認をしていいですか?私たちがしているメディアに対する記者会見だとかを、コンサルティングする人がいる人がいるのか、ということですか?そういうことですか?(英訳) -今井家族混乱- 隆志:質問の意図が難しくてわからない。 -今井家族混乱- 綾子:まずちょっといいですか。お答えします質問に。いつ記者会見をやるだとか、内容だとかっていうのは、私たちと私たち家族と、そして東京に向かうそのときから私たちの家族を支援してくれる市民の方、まお友達というか友人、友人ですよね。そういう人たちで話し合って決めています。全く本当に東京に来てからタクシーを一台頼むのも、ホテルに帰るのも…(泣きが入る)…(泣いてる空きに英訳) 洋介:僕たち言いたいこととしましては、言いたい思いとしましては、本当に僕たちは何をしていいか分からないんですよ。で、どういったことを僕たちにできるかっていうことを、最初にすごく考えたんですよね。(綾子:あーまた感情的になってる…/直子:また感情的に…)そのときに必要なものはやっぱ世界の皆さんに訴えていくことが必要だったと思ったんですよ。ただ、それがあの、先ほど言われましたメディア…なんていうんですかその…コンサルタント、そういった感じの方はいないんですけれど、私たちが本当になにが、どういうものを求めていけば、こういったことってのは僕たちちょっと分かりませんけれど、いろんな風に伝えられてしまうと思うんですよね。ですけど、本当に僕たちが必要なものって何なのかっていうと二人の命じゃないですか、(人数突っ込まれる)…ああ(笑・動揺)すいませんです(笑)ごめんなさい(笑)。何?三人、あと今拘束されているイラクの人たちの命が助けられることじゃないですか。  (英訳) 僕たちに出来ることを考えた結果、本当に力無いことを、先ほどいいましたけど力無いことは、だけど私たちには凄く力を貸して、みなさんが本当に支援してくださっているんですよね。そしてそういう方々の思いもありますし、そういうこと、政府も力を貸してくれていると思っています。力を貸してくれています。ですけど本当に僕たちができることは何なのかっつったら、僕たちの思いを本当に伝えることなんです。そして、私たちが求めていることは何なのかということを主張していく、ことだと思うんですよ。三人の命を助ける、三人の命を助けて欲しいと言うことを分かってもらいたい、んですよね。僕たちが求めていることは、あの…(隆志:人の命の尊重なんですよ…(ボソ))人の命の尊重なんですよ。命以外に、何も求めていないんですよ。彼らが生きて帰ってくることだけを望んでいるってことを本当に分かって欲しいんで、そういった思いで、(ぐすんぐすん聞こえる。綾子か?)私は訴えかけるしかそれしか方法がないから、そういう風に今行動してるんですよ。(綾子:ぐすんぐすん…)(英訳) 司会:じぇにー? 隆志:すいません、追加したいことがあるんですけど?( ´Д`)ノ(英訳) 司会:Yes, please. -今井家族会議- 直子:…コンサルトが居ますか?って言うだけだったから、…って言うだけで、いないですっていうだけで終わったんですよ。 綾子:いないですってね… 直子:コンサルトの人がいますかって聞かれたからいいえいませんて言う… 綾子:うん 司会:どうしますか? -今井家族会議中断され混乱- 今井家:あ?え? 誰か:コンサルタントがいるの? 綾子:そういう意味では無いです。 隆志:いないです。いない。要するに違ってたんだよ… 綾子:そういう意味ではないです。ちょっとあの、今のメディアコンサルタントがいないかの答えについてはいません。NOです。あの、今(笑)、どういう風ちょっとあの、これはちょっと大変なことなので、あのー、確認しておきますが、そういう方はいません。あくまでも、私たちここにいる家族と、えー(隆志:友人)友人です。私たちを支援してくれている友人、その中で決めています。 (英訳の間も -今井家族会議- ) 洋介:すいませんよろしいですか。すいません私のほうからも改めて申しますが、すいません。まちがえました(笑)。本当に僕もこういことなんで、感情的になっているので申し訳ないですが、ほんと申し訳ないですが、自分ではいないと言っているつもりだったんですけど、いると言っていたようで、実際はいません。(バックで今井家族会議継続しつつ相づち、直子ニヤリ)(英訳) 質問(英) 通訳:今、拘束されてからどんどん時間が経って、その一方で情報が何もないという状況の中で、これからそのやり方を変えようとなさる、そのような考えはありますか?今のお気持ちを聞かせて頂けませんか。 綾子:やり方を変えよう? 通訳:(質問者は)「戦略」とおっしゃいましたけれども、ま、「やり方」だと思うんですけれど、戦略を変えるお気持ちはありますか? -今井家族会議★混乱★- (今井家:戦略?戦略ってだれかの…?) 英訳を割り込み郡山きみ子:あの、すいません。戦略ですか?戦略ていうのは最初っから素人で、何もないです。それで、何、あの、呼びかけに、世界に呼びかけるのにはそういうテレビとかラジオとか新聞とかそれが一番効果的だろうということで、どんどん出たっていうだけで素人なものですから、戦略とかは全然ないです。(英訳) -今井家会議混乱-(今井家:だからかえるっていうのは…だからですね…) 綾子:世界の方々に、メディアの方々に、協力を、欲しいんです私たちは。先ほどもありましたが、コンサルティンタントみたいな人、いる、わけがないんですよ。本当に向こうの情報の入手の仕方、自分たちの声をどうしたらいいのかその方法も、方法がどういったことがあるのかっていうのも、わからないとこから現在に至ってます。いろいろな方々がアドバイスして下さったり、そういう意味でみなさんのお力をお借りしたい。…コンサルタント?ごめんなさぁい(笑)そういうのは全部自分たちで。(英訳) 質問(英) 通訳:皆様のお気持ちは分かりました。それでは政治的な立場を聞かせてください。何故かというとそれがプレスを通じて伝わってこないからです。皆様前回の衆議院選挙の時にどの政党を支持しましたか? 洋介:失礼ですが、その質問というのは、僕たちが一番に求めている三人の命というのには全く持って関係がないと思うので 割り込んで発言する綾子:まだ生きているかどうかも不確かなんです。私たちはもちろん生きていると信じています。 司会:ん。イトウさん?  (英訳) 綾子:私たちの発言が、安否に関わるような、ご質問はちょっとご遠慮願いたいです。(英訳) 質問(英) 通訳:つい最近まで皆様全員が自衛隊の即時撤退を躍起に要求されてきていましたけれども、今でもそのような立場を維持していますか? 質問(英) …?…※間がある 質問(英) 通訳:皆様が、誰からかはわかりませんが、いろいろな脅しや脅迫を受けてきたと、その局の人ですとか暴力団かわかりませんが、その脅しを受けてきたっていうことを聞いていますけれどもそれは本当ですか? 綾子:私たち家族に対してですね? えと、たくさんの、ご意見を頂戴しております。すべての意見を全員が真摯に受け止めています。本当に、何を、言われても、全く、返す、言葉は、ありません。 (英訳)  司会:…2 more questions. 質問(英) 通訳:皆様の家には沢山の友人や支持者がいるという風に何度も伺っていますけれども、北朝鮮に拉致された人々の家族やサポーターの方がその中に含まれていますか?そういう人たちと連絡、の遣り取りはありますでしょうか? -今井家族会議-(今井家:…えー?…) 隆志:もう一度お願いします。もう一度お願いします。 通訳:皆様には沢山の支持する友人がいるようですけれども、その中には北朝鮮に拉致された人々のご家族やサポーター、支持者の方が含まれていますか? -今井家族会議-(母:いないよね?/父:いない…) 洋介:あ、はい、すいません、いません。(英訳) 質問(英) 通訳:皆様が北海道の事務所や東京の事務所に対して様々なバッシングなどのFAXやEメールを受け取っているとお聞きしましたが、今それにたいしてどのようなお気持ちですか。 綾子:えーとですね、ほんとに場所を、提供して頂いていることに対し、本当に感謝しています。またそのことで、大変な、ご迷惑をかけていることも、事実です。そのことについて、あの、本当に、感謝しております。 -今井家族会議- 質問(英) 通訳:事務所の方が受け取っているということより、ご自分達がEメールで攻撃の的になっているような、Eメールを受け取っていることに対してどのようなお気持ちですか? 質問(日):はい、家族の行動に対して攻撃を受けている、というようなメールとかFAXを受け取っているという風に伺っているんですけれども、それについてご家族の皆さんはどう思ってらっしゃるのか、という質問です。 -今井家族会議-(母:家族の行動に対して、私たちの行動ってことね…いいですか?…私たちの行動について…) 郡山きみ子:ええと、あの、個人の考えでよろしいでしょうか。私の考えっていうか。私の場合は、カメラマンとして行きましたので、ほんとに自己責任って言われたら、はい、申し訳ございませんっていうしかないんですけれど、それでも生きてるんなら助けてあげたいっていうか、あの、助けてくださいってお願いするしかないんですけれど、ま、あの、だからそういう中傷的なこととかいろんなことが来ますけどFAXで。私も見てそうですよねって、普通の、私の場合です。他のお二人はまだ分からないんですけれど… 遮る綾子!:あの先ほども何度も… -スタッフに通訳するからしゃべると止められる綾子-(英訳) やっとしゃべらせてもらえる綾子:あのー、私たちへ寄せられてくる、その、嫌がらせ?とか支援のFAXだとかそのことについてなんですけれども、あのーホントに何度も同じ事の繰り返しになって申し訳ないんですけれども、全員が同じ気持ちです。あのー、すべての言葉を、真摯に受け止めています。ほんっとに。これは間違えのないように、へへへ(笑)。それをふまえた上で、命を救うためにみなさんに協力をお願いしたいんです。(英訳) 司会:…final queston.. 質問(日):どんなことでも構わないんですが、これはまた日本政府でも構いません対象が、あるいはアメリカ政府でも構わないかもしれない、もちろん人質とってる実行犯には早く解放して欲しいっていうのは当然あると思いますけれど、それ以外に、世界に対してですね、誰でも構いません対象は、どなたからでも結構ですので、具体的に自分たちが望んでいること、こういう風にして欲しいんだっていうものを、お差し支えのないことで結構ですので何かもしあれば、一つでもお伺い出来ないでしょうか?  (英訳)-今井家族会議- 隆志:世界の誰もがですね、望んで戦争するわけありません。みんな平和を願ってると思います。全員が。世界の全員は。きっとそう思うんです。(カンペを見る)私はこの、今回の息子の件に関してより一層平和を望んでいます。(カンペを見る)人の命は、もう、どんな人でも大事です。(カンペを見る)私を含めて、(カンペを見る)いかなる立場の人の命も、(カンペを見る)失うことなく、(カンペを見る)平和的な解決を望むことを、望んでいます。力を貸して欲しいんです。そのことを是非発信して欲しいなと私は思っています。よろしくお願いします。(頭を下げる)  (英訳) 司会:締め。通訳はイトウさんでした。 案内:えーとそれでは退場します。記者の方は御着席になったまま、六人だけ退場…-今井家あわてる- 隆志:ちょっとまってー(:´Д`)ノ 司会:OK, Inoue-san ....say something. 綾子:すいません、ちょっとみなさんに、知って、おいていただきたかったことを、ちょっと一つ、ちょっとお伝えします。三人のうち二人の活動は皆さんご存じだと思うんですけれど、私の姉はどこかの団体に属しているとかではありません。あくまで民間レベルで、イラクのために活動していました。で、その内容ですが、様々なことに取り組んできましたが、ひと、えと、日本のー、日本の小学校の絵を、日本の、え?、日本の小学生達が書いた絵をイラクの学校へ持って行くプロジェクト、ご存じかどうか分からないんですけれども、あのー、日本人二名の方が亡くなった、えと、方の母校ですね。ちょっとすいません名前を忘れてしまったんですけれども、その方の絵をイラクに持って行くプロジェクトですとか、あのー、日本に、えと、イラクの、えー、お子さんが、びょう、えとー、病院に治療に日本に来ています。その日本に来るときのサポートですとか、病院へ薬を持って行ったり、破壊されている学校の、またあの再建にあたったりだとか、いろいろやっていました。今彼女が一番重点を置いていたのが、ストリートチルドレンのことでした。薬物中毒に陥っている団体にも、薬物中毒に陥っているNGOなどの団体に引き取られないような、少年達、15,6とかの少年達ですよね、そういう少年達のケアに当たっていました。目的は、薬物を、薬物から離れさせて、彼らを仕事に就くことができる、そういう状態を作ってあげる。そして、えー、戦争で親や兄弟や子供を失った人たちが、家族のような関係でいられる、そういう場所をつくりたい、そういうためにやってました。えー。  (英訳) 今あの、15,6歳の男の子と女の子っていう風な紹介しました?男の子だけです。  (英訳) えっとー、今一人一人のケアに当たっていまして。んとー、実際、実際ー、あ、ごめんなさい、実際ー少年一人が就職に就くことも出来ました。彼らと信頼関係を築き上げて、一ヶ月間日本に帰国するという頃にですね、あ、その、その間はあの、一ヶ月間だけですよ?一ヶ月間だけ、日本に、帰国するときは、あのー、出発の日にですね、あのー、泣きながら、あのー、ナオコママと言われているんですが、必ず一ヶ月で帰ってきてクレーっていうふうに、言われるような間柄になっていました。えー、あの、イラク、に、は、えー、強いものが、あここまで翻訳します?  (英訳-今井家族チェック=父:…考えていれば…助けてと…-) えーと、どこまで言ったんだっけ?、えーと、あー、イラクには強い者が弱者を助けるという素晴らしい文化が、あるので、この国の再建は、必ず出来るという風に言っていました。そしてその基盤作りに、今、自分は…、協力したいというか何とうかな…、今、その基盤作りをしたいっていう風に。  (英訳) えっとー…、ごめんなさい、ちょっと待ってくださいね、何言おうとしたんだっけ、基盤作りを、作ろうとしていたまでお話したんですよね…(隆志:うん、そうそう、みなさん…)、そういう意味で、あのー、イラク、今彼女たちを拘束している人たちにも、必要な、三人だと私は、私たちは思っています。そしてイラクのためにも。  (英訳) -今井家族会議(父:願いだけ/母:平和を願ってるとだけ…)- 司会:退場指示 (テキスト起こし感想:今井家はその時そのときで最適な返答をその場の家族会議により決定しているという印象が強く残った。特に父親の横やりのような誘導は印象的である。また自分たちの発言を聞かせるときの声は生き生きとして、答えたくない質問を投げられた時の返答には「自分たちだけの意見を聞けばいいんだ」的な態度も見受けられた。「〜も全く同じ思いを持っている」といった理想論のようなものがたびたび出てきて、裏を返せば異論は許さないという意識を家族内で共有しているようだった。) テキスト起こし人 879 【デモ】郡山氏だけが犠牲になったら!【予告】 http://news11.2ch.net/test/read.cgi/news/1081766560/879 (c)Video News Network 2004